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各地の動き

金融アセス法制定で協力を
−石川同友会が初の政党懇談会

「中小企業家しんぶん」2002年2月5日号より

 石川同友会では1月24日、創立以来初めての政党・議員懇談会を金沢市内で開き、各政党・県議会会派より7名、同友会側は三役を中心に11名が参加しました。

 開会にあたり、後出代表理事が開催の経緯を、続いて鶴見専務理事が同友会の活動内容等を紹介したあと、後出氏が、「金融アセスメント法」制定への同友会の取り組み状況を報告。出席した各党・会派の方々からは、次のような助言や質問が寄せられました。

 (1)さまざまな制度融資はあるが、銀行窓口で規制されているのが現実。銀行がスムーズに受け入れるようにきちんとする第三者機関があればいいのでは。
 (2)党としてまだ消極的なのは、全国の声、石川県の声がまだ小さいのではないか。
 (3)中小企業が元気になることが国が元気になること。情報開示・融資の滑らかな流れを作るためにもアセスメント法は必要。
 (4)産官学タイアップによる地域活性化、中小企業の経営安定と新分野進出による景気と雇用の安定など、県レベルでもできることがたくさんある。互いの意見・要望を出し合い、勉強し合うためにもこんな懇談の場をもっとつくってほしい。
  (5)中小企業対策として金融対策は大切。金融機関・信用保証協会が最後の窓口となっており、この対応法について検討が必要。
  (6)昔は、行政も金融機関も使命感があり、人間関係が温かかったが、今は事務的な接し方になり、夢・希望を聞いてもらえる専門指導員もほとんどいない。地方版の実践的なものも考案し、直接働きかけることをすすめる。
  (7)金融アセスメント法について、もっと早い時期に説明の機会がなぜ持てなかったのか。

 この後、同友会側からは、金融機関の企業の大小による不公平・対等でない対応実態を、実例をもとに報告。あわせて、「中小企業だけでなく、日本全体を良くするためにも、今後県・市、党派を超えた金融アセスメント法制定への申し入れ、個別も含めた懇談会の定期開催を考えているので、その折には協力をお願いしたい」旨、申し入れました。

 石川同友会では、2月県議会に向け意見書・陳情書の提出にとりかかることになりました。なお出席した政党・県議会会派は、自民、新進石川、スクラム喜望、民主、政研21会、公明、共産でした。

 

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