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各地の動き

「中小企業家しんぶん」2002年11月25日号より

金融アセス法制定へ

「地域経済守ろう」と街頭署名活発に


 中小企業の金融環境が一段と厳しいものになる中、地域経済を守るための運動でもある、金融アセスメント法制定の請願署名活動が大きな広がりを見せています。奈良、兵庫、大阪の街頭署名の様子を紹介します。

▼奈良▲ 学習強め、目標上積み

 奈良同友会では、今年度に入って、「今なぜ金融アセスメント法なのか」引き続き署名活動を強化していく意義について議論を深め、10月18日に金融問題の学習会を行い、11月10日、近鉄奈良駅前で独自のチラシもつくり、街頭宣伝署名行動を行いました。

 これには33名が参加し、午前10時から約5時間で554名の署名を集め、これまでで合計3万243名となりました。

 当日は、ハイキング客や恒例の「正倉院展」の最後の日曜日ということもあって、奈良駅前は全国各地から観光客が多数訪れていました。当初はあまり成果が上がらなかったものの、時間がたつにつれ、知恵を働かせ、コツをつかんでいきました。署名に協力した方の中には、「お父さんの会社が潰されたら大変。署名、頑張って下さい」などの声も聞かれました。

 経営者と一緒に参加した幹部社員は、「現在の情勢を学べる絶好の機会になった」と感想を語っていました。

▼兵庫▲ 50名で1000超える署名

 兵庫同友会では、11月16日、三宮(神戸)及び姫路の2カ所で街頭署名活動を行いました。
 今回事前に記者会見を開催したところ、地元紙「神戸新聞」は、中小企業家が自ら作成した法律の制定を求め、署名運動を展開することに注目、大きく報道しました。

 田中代表理事を筆頭に総勢約50名が、一人ひとりに声をかけ署名への協力を訴えた結果、1125名の署名が集まりました。

 19日現在、署名数は2万959名となり、目標の3万名まで1万名を切りました。

 街頭署名活動は、19日も同じ場所で、22日には、尼崎市でも実施しました。

▼大阪▲ ちんどん屋さんも協力

 大阪同友会では11月16日、難波高島屋前で街頭署名活動を行いました。これは大阪同友会金融アセスメント推進本部の呼びかけで、会員経営者と事務局員、計47名が街頭に立ち、市民に直接必要性を知ってもらう活動として実行したものです。

 会員である本職の「ちんどん屋」さんの協力もあり、通行中の市民の注目を集めました。ハンドマイクで法の必要性を訴え、一般市民向けのチラシを配布しながら、署名板を持つ会員が協力を呼びかけました。約2時間の署名活動で622名の署名が集まり、19日現在で5万3864名となりました。

 大阪同友会は、昨年度の経営者署名1万名に続いて、今年度は一般署名10万名を目標に取り組み中。

 なお、今回の街頭署名にマスコミから新聞社4紙の取材があり、翌日の読売新聞などで報道されました。

 

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