「中小企業家しんぶん」2003年 2月 5日号より
金融懇談会
金融アセス法を先取り【北海道・帯広】
北海道同友会帯広支部(会員数568名)では、昨年11月より地元本店、支店のある金融機関(政府系も含む)と定期的に懇談会を開催しています。
この懇談会は国の金融政策が大きく変わろうとしている中で、金融機関の持っている情報、中小企業の課題などをざっくばらんに情報交換し、地域経済の発展を踏まえながら企業と金融機関が共存、共栄の関係を作っていくことが目的です。
懇談は、気兼ねすることなくより深い話をするために個別の金融機関ごとに行っており、双方合わせて7〜8名の参加になっています。現在まで6行と行いましたが、各金融機関ともコンサルタント部門を強化しており、経営計画策定、新規創業なども協力の申し出がありました。
最初は1時間30分程度を予定していましたが、論議に熱が入り、3時間を超える情報交換が続いています。
帯広は地元金融機関が地元企業と連携を図ってきた歴史的経過もあり、金融アセスメント法が目指す環境が整いつつあります。
2万筆を超える金融アセスメント法制定へ向けた請願署名を集めた帯広支部では、今後とも地域を発展させるという視点から懇談会を継続していく予定です。
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