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【16.07.06】初の3者共催で開催 中小企業憲章制定6周年記念の集い【愛知】

中小企業としての責任を再確認〜中部地域の産業の展望と課題

 愛知同友会は毎年恒例となった「中小企業憲章制定6周年記念の集い(以下、記念の集い)」を6月20日に開催し、国、県をはじめ、県下自治体職員、他団体、会員、事務局など総勢112名が参加しました。今回の記念の集いは、愛知同友会だけでなく、初めて愛知県、(公財)あいち産業振興機構の3者共催での開催となった点に特徴があります。

マスコミが伝えない中国経済

 第一部基調講演では講師に、波多野淳彦・中部経済産業局長を招き、「中部地域の産業の展望と課題」をテーマに、国内のみならず、海外までも含めた国内外情勢と、そのなかでの中部地域の位置づけ、政策展開の方向性、今後の課題について忌憚のない講演がありました。とりわけ、この間経済に減速が見られている中国経済については、具体的統計数値、マスコミが伝えない同国経済の実態を示した講演は、中小企業経営にとって価値あるもので、有意義な講演となりました。

 続く第2部では、愛知県、名古屋市それぞれで昨年度策定された「あいち産業労働ビジョン2016〜2020」、「名古屋市産業振興ビジョン2020」の狙いやポイント、特徴点について、犬塚晴久・主幹(愛知県産業労働部産業労働政策課)、田川哲也・産業企画係長(名古屋市市民経済局産業部産業労働課)が解説しました。

中小企業重視の考えが広まる

 最後に尾関好一・岐阜同友会政策委員長より、今年策定された「岐阜県中小企業・小規模企業振興基本条例」の経緯、今後への期待が報告されるとともに、主催者を代表して佐藤祐一・愛知同友会代表理事より、13年前の欧州視察から中小企業憲章の閣議決定、愛知県、名古屋市などのビジョンへと、中小企業を重視する考え方が展開されてきている状況への感謝と、改めて中小企業自身に課されている責任を再認識する段階に入っていることが確認され、記念の集いの締めくくりとされました。

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