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【18.07.17】中小企業が豊かに発展できる秋田県・秋田市をめざして【秋田】

秋田県「条例」指針5年目の改定を学び、郡山市の事例から秋田市の「条例」を考える

 秋田同友会は、中同協の「中小企業憲章・条例」推進月間に則った企画として、6月12日に秋田地区会で6月地区例会を開催しました。

 報告は、3名に依頼し、秋田県産業労働部産業政策課の佐藤良知政策監からは「新しい『あきたの元気企業づくり指針』がめざしていること」をテーマに報告がありました。秋田県の「条例」は制定から4年が経過したため、県内企業の声を集めて「指針」を改定し、より身近で活用しやすい施策内容になったことが紹介されました。

 次に、秋田市産業振興部商工貿易振興課の富樫親課長補佐から「秋田市の『中小企業・小規模企業振興基本条例』制定へのスケジュールと、これからの期待」と題して報告。新しい条例制定の目的や想定される骨格、また、今後の日程などについて、分かりやすく報告しました。

 続いて、福島同友会の豆腐谷栄二参与が「福島県郡山市の『条例』制定は、どのように進められたのか!」をテーマに、どのような条例をめざし、そのために福島同友会が、どのような活動に取り組んできたのかを報告しました。

秋田市で中小企業・小規模企業振興基本条例制定への動きが進む

 秋田県内の「条例」制定は、秋田県と仙北市、由利本荘市、美郷町が制定し、未制定の各市町村でも「中小企業・小規模企業振興基本条例」への関心が高まってきました。

 いよいよ秋田市でも今年度内の制定へ準備が進み、市の正式な機関「『条例』策定検討委員会」も設置されました。秋田同友会や河辺雄和商工会(秋田市内)などからの「条例」制定の要請にも、応えています。

 秋田同友会では地区幹事会に「『条例』制定推進会議」を設置して、制定への動きを支援していく体制を固めています。同友会の推進会議では「秋田市の経済や社会の主たる担い手は、市内の中小・小規模企業企業なのだから、その経営者や社員が夢と誇り、自信を持てるようなビジョンにつながる条例にしていきたい」と、熱い議論が交わされています。

 秋田同友会では、毎年「中小企業・小規模企業振興基本条例」を学ぶ特別例会を開催してきました。多くの役員が「県内に『憲章』の理念を広げていくためにも、秋田市の『条例』ができる来年は、大きな規模で開催しよう!」と力を込めて語っています。


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