【10.07.12】第42回定時総会in別府に1,000人

 1日目全大会場
 「時代の転換点、ゆるぎない経営基盤を確立し、歴史を創る同友会運動を!」をスローガンに、7月8~9日と中同協第42回定時総会が大分県・別府市内で開催され、全国の同友会から1,000名以上が参加しました。

 1日目の全体会で主催者あいさつにたった鋤柄修・中同協会長は、政府が6月18日に閣議決定した「中小企業憲章」に触れ、「この7年来、同友会が提唱してきた内容が反映されています。私たちの運動があったから実現したことを大いに確信に、憲章の内容を実践していく取り組みを開始しましょう」と呼びかけました。

 来賓を代表して1日目にあいさつした広瀬勝貞・大分県知事は「新興国の発展や国内の少子高齢化など様々なトレンドに対して、中小企業はタテ・ヨコの連携を活かして新しいビジネスを起こすことが重要であり、そういう意味でも中小企業家同友会に大いに期待しています」と述べて参加者を激励しました。

 グループ討論
 議事の冒頭の議案提案にたった広浜泰久・中同協幹事長は、過去最高会勢の達成や、中小企業憲章閣議決定などのこの間の成果を紹介しながら、「今年度は、経営の悩みを出し合える場づくりなど経営指針の実践運動、中小企業憲章の実践運動を展開しながら、2010年5万名の達成にむけて各同友会の目標を必ず実現しましょう」と呼びかけました。その後17の分科会に分かれ、各分科会のテーマにそってグループ討論が行われました。各分科会では2日間を併せて約5時間にわたって議論が深められました。

 日本文理大学「BRAVES」
 1日目夜の懇親会は、地元の日本文理大学「BRAVES」のチアリーディングのエネルギッシュな演技が参加者を圧倒して開幕しました。麻生雅憲・総会実行委員長や、姫野昌治・(株)大分銀行取締役頭取によるあいさつの後、岩尾達也・大分同友会代表理事の音頭で乾杯。豊後の山海の食材が参加者に振る舞われました。続いて、今後の全国行事を担当する各地から熱のこもったピーアールが行われ、会場のボルテージが最高潮に達するなか、参加者は今後の全国行事での再開を誓い合いました。

 同友エコの表彰
 2日目は早朝から分科会でのグループ討論を再開。昨夜の熱気が冷めやらず、一気に議論が再加熱した分科会もありました。最終盤、全体会が行われました。浜田博・別府市長の来賓挨拶の後、総会の議案、中小企業憲章草案、決算・予算、新役員を満場一致で承認、決定しました。続いて同友エコの表彰が行われ、壇上に並んだ受賞者に参加者から大きな拍手が贈られると同時に、2010年度の同友エコのキックオフが宣言されました。その後、中小企業憲章の実現に向けた総会宣言が採択されました。来年の定時総会開催地である北海道同友会の守和彦代表理事より「来年、札幌の地で再開しましょう」と呼びかけがあり、閉会しました。