【10.10.06】APEC WLNで中同協が分科会設営

女性経営者の国際的ネットワークを APEC WLNで中同協が分科会設営

会場写真
 9月19~21日、APEC WLN(女性リーダーズネットワーク会合、内閣府主催)が開かれ、中同協として第六分科会の企画運営を担当しました。WLNには21カ国・地域から573名(海外242/国内331)が参加、同友会からは約50名(要員含む)が参加しました。

 中同協が担当した第6分科会は21日午後に開かれ、12カ国から170名が参加しました。
 大槻眞一・阪南大学名誉教授をコーディネーターに、「地域に根ざした今日的経営における女性の力」のテーマで開かれ、カナダ(フランシーヌ・ホワイトダック氏)、ベトナム(グエン・ティ・タン・ビン氏)、中国(ウー・フイ・ファング氏)、日本(糸数久美子氏)のパネリストが発言。国による資金調達環境の違いやISOへの取り組みなど、会場からの発言にこたえて討論しました。

 大槻氏は「一国の経済の発展は地域の発展の積み重ねで、地域に密着している中小企業が経営を確立していることが大事」として、「女性経営者が注目されているのは、女性がさらに社会に進出を果たし、政治経済に影響を与え、地域を良くし、世界を良くして行くことが求められている」と強調。

 「中小企業が雇用の受け皿であり、新しいサービスや技術の源であり、経済社会の発展に大きな役割を持っているという認識は、いまや世界の常識」とEU小企業憲章や日本の中小企業憲章を紹介。同友会の活動とともに「中小企業における労使関係の見解」の英訳版が紹介されました。

 最後の全体会では、各分科会の成果発表が行われるとともに、中小企業大臣会合や首脳会合に向けた三本の柱に基づく政策提言が採択され、閉会しました。
 WLNではエクスカーション、文化イベント、独自に併設した販売展示コーナーなどで同友会会員が積極的に役割を担い、国際的視点から日本の現状をみるきっかけを得る、海外取引の糸口をつかむなどの成果が出ています。

 詳細及び動画は下記URLへ
http://www.apecwln2010.jp/gallery/0921_5ja.html