【14.07.08】消費増税反動減、中小企業の回復は緩慢~2014年4~6月期景況調査(DOR108号)速報を発表

消費増税反動減、中小企業の回復は緩慢

 消費増税の駆け込み後の反動で、ほとんど全ての指標は急落した。大手企業が新製品の発売や特売セールなどで持ち直す兆しを見せる中、中小企業は回復に時間がかかりそうだ。

 経済指標の改善はまだら模様だが、所得・消費に関わる指標の悪化が目立つ。例えば、実質賃金が4月3.4%減、5月3.6%減と賃金アップが消費増税や原材料価格の値上がりによる物価上昇には追いついていないのが実態。また、家計の消費支出が前年同月比で4月4.6%減、5月8.0%減と大きく落ち込んだ。落ち込みは「想定内」ではない。実質所得の悪化が深刻化しており、ボディブローのように効いてくるだろう。

DOR106号速報の詳細は調査・研究のページをご覧下さい。
http://www.doyu.jp/research/dor/