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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 3月 5日号

▼年度末は経営計画の達成状況をきびしく点検する時期でもあります。もちろん、年1回にとどまらず半期、四半期、毎月、毎週、計画の達成度をチェックするきめの細かさが大切です

▼一般的に事業の遂行はP(PLAN)、D(DO)、C(CHECK)、A(ACTION)の順序で組み立てられます。点検とはCの部分で、事業計画の総括、評価に該当します

▼さて、この総括、評価の視点がきわめて重要です。第1に数値目標の到達度(売上、利益計画等)、第2にお客様の満足度(クレーム対応等を含めて)、第3に市場の広がり(新規顧客の拡大)、第4に次への挑戦目標の明確化、第5に社員の力量の向上(社内のレベルアップ)、以上の角度から評価してみることです

▼第2以下の評価項目は数値化しづらい性格のものです。しかし、往々にして第1の数値目標の達成状況のみにチェックが終わる傾向が強くはありませんか。それでは複雑な経営環境、競争状況の科学的分析に立ち、社内の貴重な努力を教訓化し次へのアクションに進めるには貧弱すぎます

▼これは、2月26日に行われた千葉同友会2003経営幹部社員研修での問題提起と論議の1コマ。幹部社員の不況突破意欲は高まっています。

「中小企業家しんぶん」 3月 5日号より


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