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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2003年 11月 25日号

▼今年は日程にも恵まれ、総会や全研にはもちろんだが、青全交をはじめいくつかの全国規模の交流会に参加できた。その中で感じたことの1つが、そうした交流会での出会いをきっかけに、地域を越え日常的な深い交流が進んでいることであった

▼沖縄の人達と宮城の人達が社員教育について現場での体験をぶつけ合っている。青森の会員さんの丹精込めたリンゴが、大阪の会員さんのアップルパイになって、共通の思いを込めて店頭を飾ってもいる。愛知青年部の人達がより若い会員さんを積極的に各地の人達に引き合わせているのも印象深い

▼経営指針づくりに関しても、実践の成果を踏まえた理念のより深い追求をという思いが、宮城や富山、そこから熊本、鹿児島へと、相互の励ましや議論が同士的友情の輪になって広がっている。そういう輪の中で原点学習に力を入れてきた滋賀が、新たな力で発信源になり始めているのが見てとれる

▼各地で20周年、30周年の周年行事が相次いでいる。若い経営者を間断なく仲間に加え、しかも繰り返し原点議論を続けて、他同友会の仲間とも日常的交流を続けている同友会や会員さんが、たくましさを創り出しているのだと痛感させられる。

「中小企業家しんぶん」 11月 25日号より


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