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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 3月 25日号

▼入学式や入社式を彩るには華やかさの中にも、清楚さ、すがすがしさを感じさせる桜が最も似つかわしく思うのだが、本号が届くころには東京の桜は満開を過ぎるかもしれない

▼採用を決めた企業では受け入れ準備も終わり、点検や見直しなど仕上げのツメに入っていることだろう。4月と言えば各同友会で総会が始まる。こちらも準備に大わらわというところだろうか。ただ、入学式などとの違いは明確にしておかねばならない。こちらは白紙に何から書き込み始めるのかである

▼総会で選ばれる同友会の役員は、同じ「新」がついてもタフで情熱的な活動主体者であると同時に、同友会理念の実践的継承者であることを求められている。つまり、役員となる会員とその企業のありようが、同友会理念の語り部(べ)的存在になっているかどうかが問われていると言えようか

▼「労使見解」(中小企業における労使関係の見解)の奥深い意味を経営のありように具体化し、共同求人が壮大な社会教育であることを日常的な成果で形にしてくれた諸先輩の役員としての努力の積み重ねがあって、同友会運動が運動として継承発展してきたことを忘れることなく、自らも実践し、伝えていきたいものである。

「中小企業家しんぶん」 3月 25日号より


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