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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2004年 12月 15日号

▼今年は台風や大地震等の自然災害が特別に多く発生した年でした。被災された会員の皆様が復旧に向けて不屈の精神で取り組まれている報に接し、中小企業家の底力を改めて感じました

▼今年前半は大企業中心の中国特需やデジタルブームで輸出産業が好調、景気は上向きましたが、後半は調整局面に入り一服。DOR(同友会景況調査)では、その傾向がいち早く報告されていました。中小企業や一般消費者が中心の景気回復が待たれます

▼さて、会員企業の業績はどうでしたか。株主総会を開いていますか。決算報告を持って金融機関に行きましたか。やるべきことをきちんとやっているか自問してみて下さい

▼経営指針は作ったが社員に浸透していない、経営計画は作ったが総括はしてないでは、経営者として責務を果たしているとは言い難い。経営者の評価は決算書が黒字になったか、納税したか、自己資本が充実したかで決まると言っても過言ではありません

▼社外の目でどれだけの点数が頂けたかが、良い経営者の指標です。間違っても自己満足や内輪同士の評価に甘えていてはいけない。中小企業が経済の中心に座ることが、そんなに簡単ではないことを知って欲しいものです。

「中小企業家しんぶん」 12月 15日号より


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