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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2005年 3月 15日号

▼景気は踊り場から上昇に向かうのか? 中小企業には実感のわかない景気の変化が起きている。日本全体の指数と地方の指数の乖離(かいり)が大きく、全体だけ見ていると判断を間違う。各同友会での景況調査がますます重要になってきた。世界市場を相手の大企業と、地域経済を市場とする中小企業の戦略は自ずと違ってくる

▼第35回中小企業問題全国研究集会(全研)も新潟同友会の献身的なもてなしで感動のうちに終了した。2つの大きな自然災害にもめげず、不屈の精神で設営に取り組んだ新潟の皆さんの連帯の精神に改めて敬意を表したい。全研で得た多くの学びと気づきを自社での実践に結び付け、会社変革のきっかけとした経営者の多く出ることを期待したい

▼今大会では「労使見解」(中小企業における労使関係の見解)発表30年の特別アピールも採択され、同友会運動の貴重な財産を改めて確認できた。同友会らしい経営の原点が労使見解から出てきていることを、各同友会での学習に結び付け、広く会員に知ってもらいたい。まずは経営者の責任が何であるかを認識することから始まる。労使見解は経営者のバイブルといわれる。何回も何回も読み返して欲しいものだ。

「中小企業家しんぶん」 3月 15日号より


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