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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2005年 4月 15日号

▼今年も桜の開花に合わせて新卒採用の社員を迎えられた企業が多くあったことでしょう。各同友会では合同入社式が恒例の行事になってきた

▼毎年1名が精いっぱいの企業もあるが、同友会の合同入社式に行けば、他社の多くの人たちと一緒に入社の喜びを味わえる。社会人としての同期生も大切な人脈づくりである。会社は違っても合同入社式や新入社員研修でのわずかな出会いで、同期の仲間として長く付き合える友人ができる機会である

▼最近は企業の規模でなく、企業の理念や社会貢献度で就職先を選ぶ学生も増えてきた。同友会が目指してきたことが世の中で注目を集め始めてきた。21世紀型企業づくりを着実に実践し、企業を発展させてきた会社には若者も集まる時代がやって来た

▼会社を変える意思決定は社長の仕事であるが、会社を変えていくエネルギーは若い社員が出す。経営指針をつくり、共同求人で定期採用をして、社員と共に育つ「共育」を繰り返し行うことが良い会社づくりの定石である

▼来年の新卒採用は既に始まっている。大手企業も採用枠を拡大してきた。新卒採用を決意するかどうかは「良い経営者」であるかどうかの真価が問われているということだ。

「中小企業家しんぶん」 4月 15日号より


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