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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2005年 10月 5日号

▼国の中小企業支援策の新しい目玉である新連携がスタートしました。この施策は、異なる分野の複数の中小企業が相互の強みを生かしたネットワークを形成、1社ではできない高付加価値の商品・サービス提供を実施する事業体を支援しようというもの

▼認定のハードルはかなり高いと言われていますが、各経産局が発表する認定事業に同友会会員企業(個別またはグループ)の参加が目立っています。自社の経営資源を磨き、ネットワークづくりに努力してきた成果といえます

▼80年代に中小企業施策として「異業種交流」が出されましたが、同友会は発足以来先行して異業種交流を行ってきたことになります。その後、産学官に金融も加えたネットワーク活動が盛んになり、企業体質の強化、市場創造による地域経済活性化等で注目される存在となってきています。学、官(公)側からの同友会への提携も活発です

▼各地の事例から学べることは、中心メンバーの熱意、元気が決め手といえます。失敗を恐れない挑戦意欲と粘り強さ。同友会活動への目配り、会外との系統的連携づくりと責任ある対応。各地で開かれる秋の研究集会での交流もネットワーク活動推進の力となることでしょう。

「中小企業家しんぶん」 10月 5日号より


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