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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2007年

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●2007年 12月 25日号

▼世相を表す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれたとのこと。食品をはじめとするさまざまな偽装に明け暮れた1年でしたから、妙に納得してしまいますが、同時に「嘆かわしい」という思いを抱くのは私1人ではないでしょう(続きを読む>>

●2007年 12月 15日号

▼景気の後退感が広がってきた。原油や鉱物、穀物などの原料はすべて上昇した。しかし消費者物価は依然としてマイナスである。中小企業にとっては原材料高を価格に転嫁できない苦しい状態が続いている。しばらくはこの業況が続くと見てよいだろう(続きを読む>>

●2007年 12月 5日号

▼10年前の1997年11月、三洋証券の会社更生法適用申請に始まり、北海道拓殖銀行、山一証券、徳陽シティ銀行と相次ぐ金融機関の経営破たんは、戦後の日本経済最大の危機ともいわれました(続きを読む>>

●2007年 11月 25日号

▼「同友会運動50年の歴史は、中小企業の繁栄と圧倒的多数国民のくらしの向上安定が、表裏一体のものであることを明らかにしてきました」。11月1日、赤石夫妻への感謝の集いにおける御礼挨拶文の一節です。あらためて私たちの先輩方が築いてきていただいたものの大きさに感銘を覚えずにはいられません(続きを読む>>

●2007年 11月 15日号

▼各同友会の秋の経営研究集会が佳境に入っている。年々参加者が増え、内容も充実してきた。今年の特徴は、会外の人にも大いに参加を呼びかけ、会員増強に結びつけた同友会が増えてきたことだ。参加した人が同友会の良さを肌で感じて入会する事例が各地で起きていることは、まことに喜ばしいことである。会員数が増えることは、だれが見ても会の活性化のバロメーターとなる(続きを読む>>

●2007年 11月 5日号

▼今年8月、69歳で急逝された福島大学名誉教授の下平尾勲氏からは、地域経済活性と中小企業の役割について多くの示唆をいただいた。2月沖縄全研第1分科会での氏の講演記録(『中同協』第78号)には、氏が現場と深くかかわってきたエッセンスが凝縮されています(続きを読む>>

●2007年 10月 25日号

▼「中小企業憲章の最終目的は、人類の永遠の存続と繁栄です」。10月京都、中同協役員研修会、赤石前会長のお話です。私たちの大切にしている「自主・民主・連帯」の深い意味は「人間らしく生きる・生きる・くらしを守る」ということ。よく考えてみれば、それは「人類の存続であり繁栄」のことで、だからこそ、環境問題からも憲章制定の必要性が導き出されてきます(続きを読む>>

●2007年 10月 15日号

▼酷暑の夏も終わり、すっかり秋らしくなってきた。10月になると各同友会で秋の経営研究集会や経営フォーラムが行われるだろう(続きを読む>>

●2007年 10月 5日号

▼9月25日、福田新政権が発足、2週間にわたる政治空白にようやく終止符が打たれました。安倍前総理の突然の辞任表明にはだれもが驚かされ、いかなる事情があるにせよ「トップの責任の取り方としてはあるまじきこと」との批判が高まったのは当然でしょう(続きを読む>>

●2007年 9月 25日号

▼「同友会での学びを実践しましょう」。どの同友会でも、そう呼びかけていることと思います。しかし、本当に学びを生かし切っているのかというとちょっと疑問。私たちはもっともっと貪欲(どんよく)になってもいい。そう思いませんか?(続きを読む>>

●2007年 9月 15日号

▼賢者は歴史から学ぶとも言われる。同友会も東京で産声を上げて50年が経過した。創設期の苦労話を直接聞ける機会はほとんどないが、中同協顧問の田山さんと相談役の赤石さんの話は歴史の生き証人として貴重な存在である。今年も第9回中同協役員研修会が10月11〜12日に京都で行われる。歴史を改めてじっくり聞き直し、先人たちの同友会運動に捧げた情熱や先見性を確認したい(続きを読む>>

●2007年 9月 5日号

▼教育界の泰斗(たいと)大田堯氏の謦咳(けいがい)に久しぶりに接することができました。中同協社員教育委員会での「学習権」について考える問題提起です。講演の詳細は次号に譲りますが、89歳とは思えぬ気迫、情熱に参加者は胸を熱くしました(続きを読む>>

●2007年 8月 25日号

▼「3推進本部の活動は3つの目的の総合実践」そう位置づけされる5万名・中小企業憲章制定・情報化の3推進本部の連携が、今後さらに大きな力となってきます(続きを読む>>

●2007年 8月 15日号

▼参議院議員選挙が終わり、与党には厳しい結果となった。表面的には年金や政治とカネの問題がクローズアップされたが、政府与党には生活者の声を真剣に聞く姿勢が欠けていたのではないかと思える。地域のことは地域の中小企業や農業従事者が一番よく知っている。ここに焦点をあてる政策に転換する時代の到来を実証した感がある。引き続き中小企業憲章の必要性を訴えつづけて行かなければならない(続きを読む>>

●2007年 8月 5日号

▼中同協事務所の近くにある天祖神社には樹齢600年を超える雌雄一対の大いちょうがあります。1945年4月13日、米軍B29焼夷弾の猛攻で一帯は紅蓮の炎に包まれ、大いちょうも被災。しかし、再び繁茂するようになりました(続きを読む>>

●2007年 7月 25日号

▼第1次オイルショックの時、不謹慎にも「千載一遇の好機」と社内に檄(げき)を飛ばした大企業の社長もいた中で、同友会は「便乗値上げや売り惜しみなど、悪徳商人にはならない」と声明を発表。バブルの時はどうか(続きを読む>>

●2007年 7月 15日号

▼中同協総会が香川同友会の設営で無事終了した。同友会が東京で産声をあげて50年。悲願の全国47都道府県の全てに同友会の組織ができた。われわれは、中小企業家の運動が綿々として築いてきた多くの歴史的財産を大切に守りながら、新たな半世紀に踏み出す歴史的地点に立っている。「新しい酒は新しい皮袋に」の気持ちで同友会運動を推進したい(続きを読む>>

●2007年 7月 5日号

▼各同友会の総会が終わり、総仕上げともいうべき全国総会が7月5〜6日香川で開かれます。代議員のエネルギーが新しいうねりとなって全国に広がることが期待されます(続きを読む>>

●2007年 6月 25日号

▼「お役所仕事は融通は利かないが、間違いはない」というのは、単なる庶民の思いこみであったと社会保険庁の年金問題があからさまにしてしまった。コムスン問題はどうであろうか。ともに、政治の姿勢にその根っこを感ずるのはひが目だろうか(続きを読む>>

●2007年 6月 15日号

▼同友会が重視している経営指針作り運動は、各同友会で指針作りの委員会や研究会が作られるなど、着実に前進している。経営指針作成で経営を劇的に変革した会員企業も多数生まれてきた(続きを読む>>

●2007年 6月 5日号

▼日本中小企業家同友会が創立されて50年。今年の全国総会は、半世紀にわたり継続・発展してきた歴史の意義をしっかりと学び直し、次の時代への挑戦、躍進をめざす総会と位置づけられています(続きを読む>>

●2007年 5月 25日号

▼この季節、桜が終わっても、次々と花の話題が途切れることがない。見事な芝桜の丘が増え、藤の名所も多い。藤は老木ほど花房が長いのか、藤棚の下にたたずむ人の顔が半ば隠れて幻想的でさえある(続きを読む>>

●2007年 5月 15日号

▼各同友会の総会シーズンもほぼ終わり、新しい方針と新役員体制がスタートしました。ここ数年、ビジョンに沿った年度方針を作成し、活動が活性化している同友会が増えてきたのは喜ばしい限りです(続きを読む>>

●2007年 5月 5日号

▼近年、県の要請を受けて同友会事務局を産業(中小企業)支援センター等に移転し、他団体との交流、連携が進み、活動の幅が広がる事例が増えています。埼玉同友会も昨秋「新都心ビジネス交流プラザ」に移転、最上階の10階全フロアを確保しました(続きを読む>>

●2007年 4月 25日号

▼4月6日、世界約110か国の代表が参加した国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第2部会は、温暖化が「人間活動を原因とし、地球規模で目に見える影響を及ぼし始めた」とする報告書を難航の末、採択した(続きを読む>>

●2007年 4月 15日号

▼今年も春風と共に新卒の若人が入社してくる季節になった。就職戦線は数年前の就職氷河期からは考えられないような売り手市場に変化している。大企業は他社に負けてはならじと大量採用に舵を切り、2008年度採用に向けた企業説明会がすでに各地で華々しく行われている(続きを読む>>

●2007年 4月 5日号

▼3月17日に開かれた東京同友会創立50周年記念式典は、1957年4月、日本中小企業家同友会創立記念とも重なることから、各同友会代表者が全国から参加し、盛大に開かれました(本紙3月25日号既報)。「みんなの顔が輝いていたのが印象的」とは参加者の感想(続きを読む>>

●2007年 3月 25日号

▼中同協・企業環境研究センターから『研究センターレポート第18集』が刊行され、昨秋開催された公開シンポジウムの内容が特集されている。岡田知弘京大教授は、地域の新たな発展の可能性を探る問題提起の中で、「地域内再投資力」を高める重要性を指摘している。それを肯定的に受けながらの小松善雄立教大教授の指摘も注目される(続きを読む>>

●2007年 3月 15日号

▼環境問題は人類の深刻な問題だが、異常気象や大きな自然災害がマスコミで報道されると一時的に関心を示す程度で、日々の生活では地球環境の変化をあまり感知せず過ごしてしまっている。地球温暖化に歯止めをかけるべく京都議定書が結ばれて9年が経過した。アメリカはこの条約を締結しなかったが、ここに来て大きな変化が起きてきた(続きを読む>>

●2007年 3月 5日号

▼中小企業振興基本条例制定の動きが県レベルで活発になってきました。「千葉県中小企業の振興に関する条例」が3月9日千葉県議会で採択の予定。「京都府中小企業応援条例」も現在府議会で審議中であり、沖縄では、「県中小企業振興基本条例(仮称)」を「2007年度中に制定したい」と知事が議会で明言しています(続きを読む>>

●2007年 2月 25日号

▼沖縄での第37回全研は感動の連続であった。もちろん分科会も充実したものであったが、2日目の対談、そして組踊り「大航海レキオス」は圧巻であった。レキオスとは、海を道とし異国と交流した古い時代の沖縄民の呼び名である(続きを読む>>

●2007年 2月 15日号

▼2月は同友会会員にとって収穫の多い月である。経営実践の報告を聞き、グループ討論を通じて学びあう中小企業問題全国研究集会(全研)が、今年は沖縄同友会の設営で行われた。お世話頂いた沖縄の皆様に紙面を借りてお礼を申し上げたい(続きを読む>>

●2007年 2月 5日号

▼1月は各地同友会で恒例の新春賀詞交歓会が開かれました。なごやかなムードの中で近況を交換し新年の決意を語りあう事は楽しい。来賓の顔ぶれも自治体首長の参加が目立つのは同友会への期待の表れでしょう(続きを読む>>

●2007年 1月 25日号

▼ちょっとしたいきさつから野良猫の子猫を飼うことになった。生後1カ月足らずの子猫3匹を抱えた野良猫が、仮の住まいを人間に追われたらしい。どこか安住の場所を求めて移動していた途中、1匹が側溝に落ち脱落した(続きを読む>>

●2007年 1月 15日号

▼いざなぎ景気を超えたと言われるが、実感の伴わない景気上昇と言わざるを得ない。市場を世界に求めて海外で利益を出す大企業は復活した。数年前まで四苦八苦していた重厚長大産業で過去最高の利益を計上するという大変化である。一方、国内市場のみに頼っていた企業は、苦戦が続いている。市場をグローバルの視点でとらえないと、経営戦略を間違える。中小企業といえども海外市場を視野に入れて経営する時代がきている(続きを読む>>

●2007年 1月 5日号

▼新しい年をいかがお迎えでしょうか。新年の計は元旦にあり。自社の経営計画を再チェックしながら中長期の展望をみすえ、本年をどういう年にするか、夢あふれる構想を練り直しておられる方も多いでしょう(続きを読む>>

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