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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 6月 15日号

▼各同友会では総会も終わり、今年こそはと新しい気持ちのもと、年度方針はもとより、よりよい同友会活動を目指して中期ビジョンを新しく作り替えた同友会も多いことでしょう。

▼さて、この後が大きく3つに分かれていきます。1つは、方針をより具体化して組織の末端にまで浸透させ、会員が実践している。2つ目は、方針は成文化したが末端の組織では自己流で勝手にやっている。3つ目は、方針はあるが形骸化して活動がマンネリ化、会員が目標達成への意欲を持っていない。会社でも同様な傾向があるのではないでしょうか。

▼組織は、ある目的を達成するために存在しますが、組織が一定の規模に達すると、ある時から組織を維持することが目的に変質してしまいがち。そこで組織のトップリーダーは、常に新たなチャレンジ目標を明確に打ち出し、組織の構成員に緊張感を持たせることが役割となります

▼中同協総会が7月13〜14日、金沢市で開かれます。方針もビジョンも組織を通じて実践されますが、その時トップに要求される能力が、経営戦略を考える力です。それを鍛えてくれる場所が中同協総会であり、経営者として年1回の最高の学習機会を逃してはなりません。

「中小企業家しんぶん」 6月 15日号より


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