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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2006年 9月 25日号

▼第34回青年経営者全国交流会設営担当を機に、徳島同友会は創立10年で念願の200名会員を達成。次は500名達成で全研を担当したいと語る地元会員さんの晴れ晴れした表情が印象的だった。心から祝意と敬意を表したい

▼全国行事初参加という会員が多いのも青全交に似つかわしい。徳島は四国88カ所の発心の地でもある。参加者それぞれにとって更なる成長発展のきっかけとなれば、徳島の皆さんにとっても最大の喜びとなる。素晴らしい出会いも学びもたくさんあった。記念講演では心を深く揺さぶられた

▼よそ者に心を開かない難しさの中で、木の葉の彩りを「つまもの」事業に育て、中には年商1000万円のお年寄りもいるという。仕事の種がないというのは見る目がないということかなとか、事業を育てる時、需要の現場に直接触れて求められている本質を掴み切る大切さなどを学んだ方も多いだろう

▼講師の横石氏に最大級の賛辞を贈られるべきは、高齢者の命に活力をもたらし現役に復帰させ、しかも暮らしに彩りと次代への夢を描かせるに至っていることである。90歳近い人が紅葉の種をまく気持ちこそ、地域づくりと自然環境保全の原動力と言うべきではなかろうか。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


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