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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2007年 2月 15日号

▼2月は同友会会員にとって収穫の多い月である。経営実践の報告を聞き、グループ討論を通じて学びあう中小企業問題全国研究集会(全研)が、今年は沖縄同友会の設営で行われた。お世話頂いた沖縄の皆様に紙面を借りてお礼を申し上げたい

▼沖縄同友会はこの10年間、会員増強に真摯(しんし)に取り組み、組織率全国一を達成した。一定の数が集まると大きなエネルギーとなって周囲を巻き込むことがこの全研で証明された。全研の参加者が増えることが地域経済の再生につながることを信じてやまない

▼この所、マスコミでは教育問題や労働、採用問題が毎日取り上げられている。この問題に一貫して取り組んできた同友会としては何を今更という気持だが、横並び思考の大企業が一斉に大量新卒採用計画を発表しているのには呆れるばかりである。このことを予見してコツコツと新卒採用を継続し、社員「共育」に取り組んだ会員企業はあたふたしなくて済む。これが戦略思考のできる経営者である

▼中小企業は時代の変化に機敏に対応できることが強みだが、それには先見力を磨くこと。全国行事に参加し、自ら研鑚する以外にない。全研は、経営者にとっては年間最優先行事の1つである。

「中小企業家しんぶん」 2月 15日号より


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