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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2007年 5月 15日号

▼各同友会の総会シーズンもほぼ終わり、新しい方針と新役員体制がスタートしました。ここ数年、ビジョンに沿った年度方針を作成し、活動が活性化している同友会が増えてきたのは喜ばしい限りです

▼経営指針成文化運動を柱に据える経営者団体であれば当然のこと。しかし方針がどれだけ達成されたかのチェックがきめ細かく成されているかといえば、少し問題を抱えています。抽象的な方針書では、なかなかビジョンの実現に結びつきません

▼会社経営も同じ。経営理念や経営方針に基づく具体的な単年度方針ができているか。その進捗状況が月次や四半期でチェックされているか。同友会の役員も、自ら提案し採択された方針は、自らこまめにチェックを繰り返しながら実行することが大切です

▼ビジネスの基本であるPDCAをいかに回すか。同友会で言えば理事会や幹事会、会社で言えば役員会や経営会議が毎月定期的に開かれ、なおかつチェック機能が働いているか、もう1度基本的な仕組みを見直してみてはどうでしょうか。業務や会計の監査は年1回、儀礼的に行うのみでは組織は疲弊してしまいます。組織は常に刺激を与え緊張関係を継続することが肝要です。

「中小企業家しんぶん」 5月 15日号より


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