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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2007年 11月 15日号

▼各同友会の秋の経営研究集会が佳境に入っている。年々参加者が増え、内容も充実してきた。今年の特徴は、会外の人にも大いに参加を呼びかけ、会員増強に結びつけた同友会が増えてきたことだ。参加した人が同友会の良さを肌で感じて入会する事例が各地で起きていることは、まことに喜ばしいことである。会員数が増えることは、だれが見ても会の活性化のバロメーターとなる

▼経営研究集会は、会員にとっては経営課題を持ち寄り、自社の経営課題の解決策を学ぶ機会である。各地の優れた中小企業経営者の経営体験を聞くことから学び、やがて自身も報告者として自らの経営体験を会員に還流させる。このサイクルの中で他の会員から意見を聞き、指摘され、時には叱られ、検証を受け、一歩一歩前進するわけである

▼実はこのプロセスが一番大切で、独り善がりの中小企業経営者にとっては相当堪える場面である。しかし、この場面を経ずして経営者としての成長はないと言っても過言ではない。時代の変化に合わせて、常に経営課題も変化してくる。経営とは革新の連続であることを教えてくれる経営研究集会が、ますます発展していくことを期待したい。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


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