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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2007年 11月 25日号

▼「同友会運動50年の歴史は、中小企業の繁栄と圧倒的多数国民のくらしの向上安定が、表裏一体のものであることを明らかにしてきました」。11月1日、赤石夫妻への感謝の集いにおける御礼挨拶文の一節です。あらためて私たちの先輩方が築いてきていただいたものの大きさに感銘を覚えずにはいられません

▼この積み重ねの上に立って、私たちはこれから何をなすべきなのか。ありがたいことに赤石前会長からは次のような5つの課題を示唆していただきました。(1)「国民運動への質的な発展」を全会員のものに (2)自主・民主・連帯の深いところの意味である人間尊重の3つの側面をより豊かに周知 (3)多数決を取らない同友会がめざすべき民主主義の探求 (4)人類がめざすべき自由の模索 (5)地球的市民という定義を明らかに

▼自分のことしか考えない人や企業が巷にはあふれ、「いかがなものか」と憂えている方も多いと思います。そうした中で、ただ単に手をこまねいているのではなく、発言し行動していく同友会には、やはり期待が集まって当然なのかもしれませんね。「国民運動という視点を忘れない限り、同友会運動は永遠です」という赤石前会長の言葉が胸に響きます。

「中小企業家しんぶん」 11月 25日号より


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