●2007年 12月 25日号 |
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▼世相を表す年末恒例の「今年の漢字」に「偽」が選ばれたとのこと。食品をはじめとするさまざまな偽装に明け暮れた1年でしたから、妙に納得してしまいますが、同時に「嘆かわしい」という思いを抱くのは私1人ではないでしょう ▼しかし、大変に厳しい経営環境の中にあって「つい魔が差す」ことは、私たちには絶対にあり得ないことなのでしょうか。「そんなひどいことはしませんよ」と多分お考えでしょうが、こういう風に質問を変えてみたらいかがですか?「常にお客さんが喜んでくれることを考えて実行してますか」「自分はもちろん、社員全員がそうしてますか」「その結果、社員全員が誇りを持って仕事に取り組んでいますか」 ▼いかがでしょうか。「いやあ、完璧(かんぺき)ですよ」と言える方は多分少ないと思います。社長自身だって失敗することはあるし、社員の皆さんだってそうです。崇高な理念を掲げても、その通りに全員が進み続けていくのはそう簡単なことではありません ▼だからこそ、私たちは常に理念を思い起こし、語り続ける必要があります。同友会に参加する最大の目的は、「めざしている崇高な理念をお互いに思い起こすことにある」と言ったら言いすぎでしょうか? 「中小企業家しんぶん」 12月 25日号より |
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