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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 2月 15日号

▼政治も経済も波乱含みの様相が続いている。好調だった輸出産業も円高傾向が強まり、やや陰りが見え、地方の経済は引き続き厳しい状況が続いている。原油や穀物の価格も高値止まりで推移。経済の悪い要素を挙げたら切りがない。それを克服して企業経営の舵取りするのが経営者の仕事である

▼このところ、各同友会で会員増強の目標を達成したとの報告が相次いでいる。他団体が会員減少に歯止めがかからず苦戦している時に、同友会が社会から期待されている証拠である。「労使見解」を基礎とする経営指針づくり、それに基づく人の採用と「共育」が中小企業経営の王道である。このことをもっと多くの経営者に知ってもらい、まともな経営者が1人でも多く輩出されることが地域経済の再生につながる

▼中小企業振興基本条例も各地で活発に運動が推進され、制定された自治体数も全国的な広がりが見られる。この中心に同友会がいることは大いに誇りを持ってよい。「地方のことは地方で」という時代である。地方が自立するには地方に優秀な経営者を育てなければならない。その中心的組織が同友会であるとの自覚をもち、同友会「3つの目的」に賛同する仲間を増やしたいものだ。

「中小企業家しんぶん」 2月 15日号より


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