<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2008年 3月 15日号

▼今年の全研は例年より1カ月遅れの3月6〜7日に宮城同友会の設営で行われた。毎年のことながら、参加者は中小企業の抱える経営課題を報告者から学び、グループ討論で中身を一層深めて自社に持ち帰った

▼一番大切なことは、自社の経営に落とし込み、実践し、その成果を報告する機会を逃さないことだ。経営は生き物なので、同じ手法を学び実践しても成果は違ってくる。ここでなぜかと問いながら、会員の仲間から指摘をうける器量を持つことが肝心である。中小企業の経営者は孤独で良いブレーンにも恵まれていない。そこで同友会の仲間が社外重役の役目を果たしてくれる。この学びと検証の場を保障する同友会が経営者の道場と言われる所以である。同友会は会員数4万名を回復し、依然と増勢状態を維持している。経営者の学びの会として広く企業家に認知されてきた証拠である

▼原油の高騰に始まり、原材料の全てが値上がりして企業収益を圧迫しており、価格戦略が重要な局面を迎えている。思い切った経営決断が求められる。自社の商品、サービスに新しい付加価値を付ける努力を怠れば収益の圧迫は避けられない。会員同士の学び合いがますます重要になってきた。

「中小企業家しんぶん」 3月 15日号より


このページのトップへ