●2009年 8月 15日号 |
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▼衆議院選挙の投票日もいよいよ迫ってきた。各党のマニフェストが出そろい、論戦も熱を帯びてきた。各党の政策を読み比べるのは大変だが、経営者として自信を持って投票するためには読み込む時間を惜しんではならない。今回の選挙は政権交代が起きるかどうかの大きな転換期の選挙である。主権在民の権利を行使する絶好の機会を逃してはならない ▼経営者自身はもとより、社員教育を通じて社員にも投票する意味を良く理解させなければならない。若者に政治に関心を持たせることも経営者としての重要な役割ともいえる。今回の選挙では、国民一人ひとりの投票が政権を決めるということが明確になるであろう ▼景気は一部の業界で底打ちしたと報道されているが、中小企業ではとてもそんな状況にはない。売上の減少と価格の低下が依然として続き、人手と設備の過剰が続く中で耐えに耐えて雇用を守っているというのが現状ではないか。雇用の70%以上を支える中小企業の頑張りが景気の底割れを防いでいるともいえる ▼中小企業の大きな役割を政治も世間も見直してほしいものだ。中小企業憲章の制定が待ち望まれる。このことを頭に入れて投票行動を起こしたい。 「中小企業家しんぶん」 8月 15日号より |
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