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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 1月 25日号

▼「たくさんの気づきをいただきました!」。各同友会の学びの場では、毎回のようにこうした喜びの声が上がっていることと思います。しかし、肝心なのはここから。そのたくさんの気づきをどう自社や自分自身に展開していくのか、真剣に考えなければなりません

▼よくある駄目(だめ)な例。1つ目は「何もアクションをとらない」。学びを得たことだけで満足してホントにいいの? と問いたいところです。2つ目は「自分なりに咀嚼(そしゃく)しないで、思いつきのようにいきなり実行」というパターン。迷惑なのは社員さんたちで、「また社長の悪いクセが始まったよ」と思われてしまうのが普通

▼「じゃあ一体どうしたら良いの?」という声が聞こえてきそうですが、ここで最大の力を発揮するのが「経営指針に基づく経営をしていること」。同友会での学びや気づきは、その中の「経営方針」「経営計画」に織り込んでいけばいい。その「織り込み」も自主・民主・連帯にのっとったプロセスを踏んでいけば、課題の達成のみならず社員さん達のやる気や成長にもつながってきます

▼経営指針に基づく経営(成文化しただけでは宝の持ち腐れ)は『学びや気づき』を無駄にしないための最高のシステムなのです!

「中小企業家しんぶん」 1月 25日号より


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