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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 3月 25日号

▼「条例はできたけれど、その具体的な成果は?」「憲章が制定されても、それでどうなるの?」そんな声を聞くことも少なくありません。確かに中小企業憲章や中小企業振興基本条例ができたからといって、それだけでバラ色の経営環境が保障されるわけではありません。ではどうしたらいいのでしょうか。やはり憲章・条例の「制定」と「活用」に深く関わること。それに尽きるのではないでしょうか

▼多くの同友会が条例制定に関わりを持ち、現在は憲章制定に中同協が深く関わりを持って進んできています。そうした活動を通じて、行政との関係は急速に強化されましたし、他団体へ与える影響力も大変大きくなりました。しかしそれだけでは自己満足の域。肝心なのは制定後です。私たちがどれだけ「憲章・条例の理念実現」の先頭に立つ企業づくりができるか、またそれができるような同友会運動を質量の両面で展開できるか、であります

▼たとえば「同友会メンバーの成功事例報告付き条例活用セミナー」などが開催されたとき、はじめて生きた条例への第一歩が歩めたといえるのかもしれません。憲章・条例を生かすも殺すも私たち次第。誇り高き主体者となりましょう。

「中小企業家しんぶん」 3月 25日号より


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