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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 4月 25日号

▼ 「実際のところ中小企業で事業計画をチャンと作っている会社は少ないです」と信用金庫の専務理事。経済産業省の「第5回中小企業憲章に関する研究会」でのお話です。さまざまな観点から中小企業の現状を把握し、中小企業憲章をどのように制定したらいいかを詰めていく研究会。それもそろそろ最終段階で、近いうちに何らかの形で憲章は制定に向かうのではないかと思われます

▼しかし、現状として「自らの役割と重要性を認識し、経営指針に基づいた経営をしている」中小企業家がほとんどいないとしたらどうでしょうか?「結局は助けて欲しいということ?」「儲かったら個人資産が増えるだけ?」「存在価値のない企業は早々に退場を」など、私たちがめざす憲章の精神とはかけ離れた現実を目にすることになるのではないでしょうか

▼私たちには「労使見解」「経営指針」があります。せっかくできる憲章をホントに生きたものにするためには私たち全員が「社会に貢献し社員の物心両面の自己実現を保証するために、経営指針に基づいた経営をしていくこと」、そして「その仲間を限りなく増やしていくこと」が絶対的に必要なのです。課題はハッキリ見えてきました。

「中小企業家しんぶん」 4月 25日号より


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