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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 5月 15日号

▼各同友会の総会も終わり、新しいスタートが切られた。2009年度は、厳しい経営環境の中でも半数以上の同友会で会員を増やしていて頼もしい限りである。会員増強に真摯に取り組まれた方々に敬意を表したい。同友会の存在と活動が地域で認められつつあることが伺える

▼一方で、経営環境を良くする運動体としての同友会も存在感を高めている。同友会3つの目的の総合実践としての中小企業憲章制定運動と、地域経済の活性化運動としての中小企業(地域)振興条例づくりが大きな柱である

▼憲章づくりは中小企業庁の研究会も5回を終了し、本格的な骨格づくりが行われようとしている。他団体の中には、憲章に興味を示し始めたところも出てきた。制定に向けて、各同友会でも他団体や政党、議員の方々との懇談も始まった。社員との勉強会を通じ、国民に広く理解してもらうことも大切な運動である。同友会運動の1つの歴史的到達点としてとらえ、制定運動に邁進したいものだ

▼同友会の提示した第1次草案には、10項目の指針が書かれている。自社でできているものがあるかどうかという視点で読んでみれば、自社の経営課題が見えてくるのではないだろうか。

「中小企業家しんぶん」 5月 15日号より


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