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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 6月 25日号

▼「経営指針にもとづく経営さえやっていれば大丈夫なの?」という問いを聞く機会がありました。経営指針は必要だし、社会貢献や人間尊重という方向で努力したいとも思う。だけど「経営の現場って、もっともっと泥臭いものでしょ?」という訳です。さあ皆さん、どうお考えですか?

▼確かに「何のために経営しているのか」と自らに問いかけ、より崇高なる目的のために経営していこうと決意しても、日々の動きの中ではそれとは全くかけ離れたドロドロした世界に身を置いている。そんな方も少なくないかもしれませんね。しかし、かけ離れているからこそ「(泥臭いことも含めて)すべての課題を経営指針に網羅する」「網羅された課題が社員全員に役割分担されている」そして「私たちは真摯に崇高なる目的に向かっている」と言い切れるような経営を目指したいものです

▼労使見解を形にするためにも、共同求人・社員教育をホントに意義あるものにするためにも、そしてそれら全てを同友会理念と有機的につなげるためにも、やはり経営指針は外せない、と感じます

▼「同友会の会員たるもの、すべからく経営指針に基づく経営を目指すべき」とは言い過ぎでしょうか?

「中小企業家しんぶん」 6月 25日号より


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