コラム「円卓」のバックナンバー

▼「同友会で何か頼まれたら『はい』か『イエス』ね！」という話、聞いたことあります？断ることができないなんて、何かスゴイ組織だなと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。でもこれ、実は役員として活躍されてきた方々の「深い思いやり」から来るものなのです

▼同友会の醍醐味はとにかくたくさんあって、私自身も初めは「よい会社にするための学びと実践」、そして「さまざまな気づきをいただく中での自分自身の成長」について「これは素晴らしい」と感じていました。そして、その上に役員としていろいろな課題に取り組む中で「同友会の活動を自ら創っていくこと」「同友会の活動を通じて地域に影響を与えていくこと」についても、ほかではあり得ない経験をたくさん積ませていただきました。「こんなに多くの醍醐味があったんだ」と今更ながらに感じているところです

▼でも、役員として取り組んだ課題のほとんどは「自ら望んだもの」というよりは「周りから与えられたもの」。それを断らずに自主的な気持ちで取り組んだ結果として「学び」も「気づき」「経験」もより濃密な形で積み上げることができたのでした。「頼まれたら断らない」作戦、いかがですか？

「中小企業家しんぶん」 8月 25日号より