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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 10月 5日号

▼日本中小企業学会第30回全国大会が9月25〜26日、都内で開かれました。今年は学会設立30周年。設立以来賛助会員である中同協としても感慨深いものがあります

▼今年の統一論題は「世代交代期の中小企業経営」。統一論題に関する報告には、東京同友会副代表理事池田大氏((株)文典堂社長)も登壇。氏は、父親から印刷業を継承した2代目経営者として、いかに時代にふさわしい業態転換、事業改革をはかったかをリアルに展開しました。(本紙6月15日号「全社一丸で時代を切り拓く」で詳報済)

▼池田氏は「経営革新とは何か?」と問われて「現実の課題を1つ1つ解決し、将来に向けて積み上げていくこと。いきなりの飛躍はない」と明言。三井逸友氏(横浜国立大学教授)からは「当たり前の経営に持っていく努力こそ経営革新。中小企業の継承にうまいシナリオはあるのか。逆境に立ち向かう中でこそ力を付けていくのではないか」とのコメントがありました

▼日本中小企業学会には同友会と関わりの深い研究者が多数在籍。全国大会では昨年の熊本、一昨年の北海道と地元同友会からの発表がありました。今後も、中小企業学会と同友会との連携促進が期待されます。

「中小企業家しんぶん」 10月 5日号より


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