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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2011年 2月 25日号

▼「障害者雇用は社会的には大変に大切なこと」と考えている方は多いと思います。でも自社では雇用には至っていないケースが多いのも事実。その理由としては「関心が薄い」「やってもらう仕事がない」「障害者に働いてもらう環境が整っていない」など種々ありますが、総じて言えば「障害者雇用は特別なこと」という意識がネックになっているような気がします

▼しかし考えてみれば、健常者であっても一人ひとり大きく違う個性を持っていて、私たちはその個性、特にその人の素晴らしいところを最大限に生かす、そんな人間尊重経営をめざしています。ところが実際にはなかなかそうはなっていない。皆さんの会社でもベテランの優秀な社員さんが「ベテランでなくてもできる仕事」に時間を取られているというケース、ありませんか?

▼それぞれの行っている作業を科学的に分析し、その分担を再設計していったとき、その仕事が障害を持つ方も含めてどのようなタイプの働き手に一番マッチするのかが見えてきます。適切な作業割当は、かのベテラン社員の能力をも最大限に生かすことにもなります。科学的な人間尊重経営から障害者雇用へ、皆さん向かってみませんか?

「中小企業家しんぶん」 2月 25日号より


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