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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2011年 10月 5日号

▼東京同友会会員有志による劇団チームKITAYAMA(北山輝夫団長)の第3回公演が9月25日、立正大学キャンパスで開催されました。同劇団は中小企業の現場をテーマに、第1回「明日はうちもいい会社」第2回「はい、奥田製作所。」を発表。素人、手づくりの一生懸命さが好評です

▼第3回公演はテーマもすでに決まっていたところに東日本大震災が発生。先行き不透明、自粛ムードのなかで中止案も浮上しましたが、「こういう時こそ何らかの形で発表しよう」と今回は朗読劇となりました。テーマも「3・11あの日が教えてくれたもの〜変革への勇気と知恵〜」

▼「3月11日午後2時46分、その時私は…」を全員が語るところから朗読劇は始まります。時系列的に被災と支援の状況を映像で説明。被災地の苦しみ、嘆きを受けとめる側の心が切々と語られます。絶望の淵から立ち上がり、企業再生に渾身の力を振り絞る同友会の仲間の声も伝えられます。人災といえる原発問題への怒りを込めた告発。聴く者の胸に共鳴し広がります

▼同劇団は立正大学と提携、教授や学生の参加もあり舞台を豊かにしています。中小企業文化の産学連携による新たな創造といえます。

「中小企業家しんぶん」 10月 5日号より


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