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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 10月 25日号

▼「喜びも大きいが、同時に非常に大きな責任感を感じている。iPS細胞技術はまだ新しい技術で、医学や創薬で大きな可能性があるが、未だ医学や新しい薬の開発には役立っていない」と、今年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学山中教授。受賞会見でのコメントです。ノーベル賞はこれからの発展に対する期待の意味。それに報いるよう頑張っていきたいとのこと

▼あくまでもゴールは人の役に立つことであるとの明確なメッセージです。とかく小さな自分だけの成功に満足しがちなのが私たち。もっともっと大きな目当てに向かって進んでいきたいものです

▼また山中教授は「感想を一言で表現すると、感謝という言葉しかない。国・京都大のほか、iPS細胞を一緒に作ってくれた高橋和利氏ほか若い研究者らが助けてくれた」と述べられました。ノーベル賞という快挙も、ご本人だけでなくさまざまな方の支えがあって成し遂げられたとのこと

▼私たちも自分1人では大したことはできません。社員や周りの方々との連帯の力があってこそ、夢やビジョンを達成できる。だけど、そのプロセスに対して「感謝しかない」と言い切ることができるでしょうか?

「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より


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