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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 3月 25日号

▼福島市で開催された第1回東日本大震災復興シンポジウムでは、復興へのプロセスや原発問題に、どのような問題・課題があるのかを共有する大変良い機会となりました。また、それと同時に大変貴重な気づきもいただきました。それは私たちが中小企業家としての「誇りと志」を持つことの大切さです

▼何か問題が生じたとき、それに対する反応は大きく2つの方向があるといわれます。1つは、うまくいかないことの原因を「人のせい、環境のせい」にして、愚痴や不満だけ抱えていく方向。もう1つは「自らの使命や為すべきことを自覚し、自助努力を重ねていく」方向です。あの厳しい状況下で、被災地同友会メンバーは、皆さん力強く後者の方向で歩まれていました。その中小企業家としての誇り、そして地域を思っての高い志は、私たち全員が姿勢を正して見習うべきこと。心からそう思います

▼「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」ことは人類共通の願いですが「誰かが何とかしてくれなければ…」という依存的なマインドでは誰も幸せにはできません。それぞれに置かれている立場で、誇りある中小企業家としての人生を明確かつ高い志を持って歩んでいきましょう。

「中小企業家しんぶん」 3月 25日号より


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