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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 7月 5日号

▼不利な条件をすべてプラスに変えてしまう。マジックではない経営実践が現実にあるのです

▼岡山市最北部の建部地域で建設業を営む(株)小坂田建設三代目社長小坂田(おさかだ)英明さん、40歳。過疎化が急速に進む中山間地域、公共事業激減で将来の見通しは立たない。しかも先代の残した負債はばく大。何度も「廃業」が頭をかすめるが、6年前同友会に入会して自社の強みを見直し、経営者魂を奮い立たせます

▼マイナス要因を「新しいニーズ」に転換しよう。高齢化は、室内の手すり、スロープの設置、墓掃除、雨どい掃除、庭の草取りのニーズがある。過疎化は、住まなくなった家屋の解体、荒れた田の管理。少子化は、耕作面積を広げ農業の大型化支援。中山間地域では必ず生じる裏山の崩壊防止や用水路の工事

▼「建設業はサービス業」の視点に立ちワンストップサービスをめざす。4年前から月1回『笑顔通信』を新聞折込で各戸に届け、依頼があれば1000円以上の仕事から請けるという。10名の社員全員が、確かな技術と「笑顔」を地域に届けるのです

▼6月20〜21日松山で開かれた中四国ブロック代表者支部長交流会での事例報告。討論が盛り上がったことは言うまでもありません。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より


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