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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 10月 25日号

▼同友会には「3つの目的」があります。その第一番目は「よい会社をつくろう」というもの。簡単ではないこの目的のために、先輩方は様々な教訓を私たちのためにまとめていただいています。「人を生かす経営(労使見解)」「経営指針(理念・方針・計画)」「企業変革支援プログラムⅠ・Ⅱ(以下支援P)」はその代表的なもの。実はこの3つ、相互に密接なつながりがあります

▼「労使見解」には、甘やかすことではない「真の人間尊重の経営」をめざす「経営者の責任」が、様々な教訓を凝縮した形で述べられています。読んで「理解する」ことにとどめるのではなく、ワンフレーズごとに「自社ではこうした取り組みをしていこう」と志さない限り「良い会社づくり」にはつながりません

▼ところで支援Pには「労使見解」に基づくポイントもしっかり用意されています。ここで抽出された課題を経営指針に織り込むことで「労使見解の精神に基づく経営指針」となります。また支援Pには、経営指針の進捗状態をチェックする項目もありますし、それを改善するための手順はステップⅡで、詳細に記載されています。「よい会社をつくる」ためのPDCAを、しっかりと回していきましょう。

「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より


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