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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2014年 4月 25日号

▼4月に入り入社式・新入社員研修と続いています。求人活動もいよいよ本格化してきて私たちが若者と接する機会も多い時期。希望にあふれた若者の姿はいつの時代も輝いて見えます。この若者たちの将来、そして生涯設計を、私たち経営者はどれだけの確信を持って保証することができるのでしょうか?

▼影響力はきわめて大きいし「人の人生を左右する」とまじめに考えれば考えるほど、重圧は大きくなる。そんな時、力になってくれるのは、やはり経営指針です。逆に言えば将来に向けてのビジョンが明確になっていなくて、なぜ人を採用できるのか、むしろそっちのほうが不思議だとも言えます

▼若者はまた、そのままでは戦力にならないのが普通。成長することが無ければ「仕事に対するやりがい」も限定的なものとなりますので、やはり「共に育つ環境づくり」が必要です。もし経営指針が無ければ「どのように成長していったらいいのか」を、会社の進む方向とリンクして示すことは難しいのでは?という素朴な疑問も湧いてきます

▼「経営指針・採用・共育」を同時に考え「経営者の責任」を真摯に果たしていく方々こそもっともっと雇用を増やしていくべき。そう思います。

「中小企業家しんぶん」 4月 25日号より


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