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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2014年 6月 5日号

▼本年は中同協設立45周年に当たります。日本中小企業家同友会(現東京同友会)創立から57周年。さらに同友会の前身である全中協(全日本中小工業協議会のちに全日本中小企業協議会)発足にさかのぼると67年になります

▼同友会運動の歴史は、主体となる中小企業家自身の運動の歩みですが、戦後の日本経済、社会、政治の変化と密接に関わってきました。「3つの目的」の3番目「よい経営環境をつくる」ための努力、これは中小企業の利益擁護に留まらず全国民的視野で考え発言してきました

▼本年の総会スローガンは「地域と日本の無限の未来を切り拓こう」。持続して発展する地域と日本の未来を展望し、私たち自身がその実現の主体者となる決意がこめられています。戦後の日本経済と中小企業の歩みを概観すると安定的発展の基本条件に平和憲法に基づく戦争のない日本社会の建設があります

▼政治の動きをみると「集団的自衛権」をめぐる従来の憲法解釈とは違う方向に急速に傾き、今後の日本のあり方に不安を持つ国民世論も高まっています。発足以来「平和な社会でのみ中小企業は繁栄できる」ことを基本としてきた私たちも学習と議論が大切でしょう。

「中小企業家しんぶん」 6月 5日号より


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