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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2014年 7月 5日号

▼6月23日は沖縄の全戦没者の霊を慰める「慰霊の日」。糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では今年も県、県議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が行われ、約4600名が参列したと報道されました。国内唯一の地上戦が展開され、20万人以上の犠牲者を出した沖縄戦を本土ではもっと語られてよいでしょう

▼戦没者の名前が刻まれた平和の礎(いしじ)。沖縄出張の折や家族旅行の際に数度訪れる機会がありました。苗字の横に刻まれた家族のお名前。その一人ひとりがかけがえのない人生を奪われたことを思うと言葉になりません

▼追悼式では、小学3年生の増田君が平和の詩「空はつながっている」を朗読しました。「空はつながっているのに/どうしてかな/どこまでが平和で/どこからがせんそうなんだろう/せんそうのない/どこまでも続く青い空になれるのかな」両親や学校で聞いた戦争の悲しさを青空の下に思いをはせます

▼「きっと/せかいは手をつなぎあえる/青い空の下で話し合える/えがおとえがおでわかり合える/思いやりの心でつうじ合える/分け合う心でいたわり合える/平和をねがう心で地球はうるおえる」この子らの未来を平和の青空でつなぐことこそが大人の責任です。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より


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