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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2014年 8月 25日号

▼「尊敬される次代のリーダーとして全人格的成長をめざそう」とは、昨年度掲げられた中同協青年部連絡会ビジョンの第1項目。同友会の「3つの目的」の2つ目「よい経営者になろう」に真正面から向き合う気概を感じます。ただ、具体的に「どんな存在になるべきか」というものが示されているわけではありません。「全人格的成長」を題材にした各地での白熱した論議が期待されています

▼いずれにしても「どんな自分になりたいのか」「どんな企業にしたいのか」「どんな地域でありたいのか」ということについて、自ら志を立てることは必要。この「志を立てる」「その実現に向かって努力していく」プロセスでは、同友会での学びや経験は大きな力となるはずです

▼さて、この「全人格的成長」、必要なのは青年経営者だけでしょうか? 人間、いくつになっても「より素晴らしい存在」をめざしていきたいもの。55歳を過ぎたら、不幸になる道の無い「お返しの人生」を生きるべきだという人がいます。しかし、もしお返しできるものが何も無かったらなんて寂しいことでしょう。同友会を通じて成長し、同友会にお返ししていくという利自利他のサイクルは本当に貴重です。

「中小企業家しんぶん」 8月 25日号より


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