<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2015年 1月 5日号

▼会長の年頭あいさつでもふれていますが、今年は戦後70年を迎えます。廃墟の中から立ち上がり、新生日本の復興へと歩み始めた年。同友会の先人たちはそれから2年後に同友会の前身となる全中協(全日本中小工業協議会、後に全日本中小企業協議会と改称)を発足させました

▼戦後のもの不足、資金不足、重税下で先人たちは「中小企業こそ日本経済の主人公」との自覚と使命感を持って活動を展開しています。特に官僚統制を嫌い、自主的な中小企業運動を提起したことは、その後の同友会運動に引き継がれています。また、中小企業は平和のなかでのみ繁栄できること、従業員の生活を守り、協力して企業を発展させる方向を提示したことも今日の礎を築くことになりました

▼1957年日本中小企業家同友会(現東京同友会)創立後は、大阪、愛知、福岡、神奈川と続き、1969年全国協議会(中同協)が設立され、急速に全国へ広がっていきます。とりわけ、運動の基本方向が明確化されたのが70年代。3つの目的制定(73年)「労使見解」の発表(75年)経営指針作成の呼びかけ(77年)と続きます。先輩の努力に感謝すると共にその時代背景を学び直す必要も感じます。

「中小企業家しんぶん」 1月 5日号より


このページのトップへ