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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2015年 7月 5日号

▼「同友会らしい黒字企業」もいいが、「同友会らしい赤字企業」もあるんじゃないか。「事業継続」のために、課題は次々出てくる。時には赤字になることもある。それをなんとか乗り越える勇気を同友会の仲間が与えてくれる。例会で理想ばかりを言っていたら、赤字で悩んでいても同友会で本音を言えなくなる。信頼できる同友会の仲間もできない。どんなにいい企業でも、赤字の時もあるんだから

▼これは同友会歴30年以上の会員同士の会話です。「赤字は通過点、誇りを持って経営を」とも

▼「人として、国民として、法令を遵守して、社員の給料も残業も労基法通りに払って赤字なら『同友会らしい』の入口」という若手会員の意見もあります。同友会では「継続できる企業になるために黒字企業をめざそう」と経営指針の実践で若者が魅力を感じる企業になる努力が続けられています

▼「知りあい、学びあい、励ましあい」ができるのが、同友会。「中小企業はその地域に根をはり、その地域とともに成長していく植物」と言ったのは、福島学院大学の下平尾教授(故人)。悩みを語り励ましあえる仲間の輪を広げ、豊かな中小企業の森づくりをしていきたいものです。

「中小企業家しんぶん」 7月 5日号より


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