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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2015年 9月 25日号

▼第43回青全交が山梨同友会設営のもとで開催されました。かの地で1206名の参加。来賓として国会開催中にもかかわらず宮沢洋一経済産業大臣がご臨席され、まさに記念すべき全国交流会になりました。山梨で開催される初めての全国大会でしたが、全くそれを感じさせない「完璧な設営」だったとのもっぱらの声です

▼メインテーマは「人は石垣人は城 今こそ実践!人間尊重の経営」。記念講演をしていただいた(株)フレアス澤登社長は「ESなくしてCSなし」と断言して社員の幸福の追求を推し進めてきました。まさに人間尊重の経営です。そして特別報告として田山謙堂さんから「労使見解の今日的意義」について、その歴史的背景を含めてお話しいただきました

▼一連の学びの中で、私たちは「労使見解の神髄」の一端に触れた気がします。激しい労使紛争のさなかで愚痴や不満、やりきれない気持ちなどが渦巻いている。言いたいことは山ほどある。その全てを飲み込んで、尊敬される経営者たらんとした先人の矜持(きょうじ)。分科会報告の中にもあった「責任自分論」という考え方の究極です。どんな状況でも自らを貶(おとし)めない姿勢に身も心も引き締まりました。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


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