コラム「円卓」のバックナンバー

▼世の中を騒がせている、スマートフォンのゲーム。人気のない公園がいつの間にか深夜まで賑わい、異様な活気に包まれています

▼実際ゲームをやってみると、スマホのGPS機能と地図情報がミックスされて、近くの公園や旧跡、モニュメントなどで、アイテムを補充でき、取得したキャラクターを強化して、他者に戦いを挑むことができます。「歩きスマホ」をしなくてもできる仕組みも

▼こんなところに「道祖神が」と新たな発見も。カメラで映し出されるその場の風景の中に、キャラクターが出てくるので、小さい頃にこのゲームをやっていた世代には、リアル感がたまらない

▼キャラクターの卵は、スマホの万歩計機能で、たくさん歩くと孵化（ふか）して、いつの間にか育つ。何が出てくるか、それも楽しみになります。インドア派のゲーマーが、アウトドア派になることも

▼そのうち、ご当地キャラクターなどが生まれて、そこに行かないとゲットできない仕組みになれば、地域活性化やイベントの集客に一役買うかも

▼プレイヤーのマナー遵守と危険防止対策などソフトの改良も求めたいが、現象面だけを見た批判でなく、どう生かせるかも考えたいものです。

「中小企業家しんぶん」 8月 5日号より