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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 10月 25日号

▼「気がついたときには手遅れでした…」ということが無いようにしたいものです。いわゆるリスク管理。しかし、地震などの自然災害以外にも会社経営には限りなくたくさんのリスクがあるのに、十分な備えができていないのが普通です。企業の寿命30年説も不思議ではありません

▼考えてみれば、「社長の後継者はいるのか?」から始まって「次代を担う営業・工場の責任者は育っているのか?」「社員の年代的なバランスはどうなのか?」「今の花形商品が売れ続ける保証はあるのか?」「かわいがって下さっている得意先担当者がいなくなったらどうなるのか?」「この金型が壊れたら生産できるのか」等々、拾い上げれば気が遠くなるようにたくさんのリスクがあります

▼どうでしょうか? 皆さんの会社では、こうしたリスクの備えはできていますか?まずはリスクの全面的な洗い出し。次に影響度と緊急性から判断しての優先順位付け。そして経営指針への織り込み。さらに毎期・毎月・毎週という単位での進捗確認。そこまで進んできて、やっと「リスクへの備えが始まった」という段階です。経営指針に織り込む課題の中に「リスクへの備え」も入っているどうか、要確認です。

「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より


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