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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 12月 15日号

▼短い秋からあっと言う間に冬が到来した感がある。東京で11月に雪が降るのは54年ぶりとも。相変わらずの異常気象が日本列島を襲い続けている。福島沖の地震による津波も発生。事前の訓練により大きな被害が出なかったのは幸いであった。経営者は事業継続に向けたBCPに取り組むことが必要だ

▼景気への希望的観測もあるが、消費は今一つ伸び悩み安売り競争が復活しつつある。大企業の販売戦略に巻き込まれては経営は立ち行かない。付加価値をいかに高めていくかが経営戦略の柱となる。11〜12月は企業変革支援プログラムe.doyu登録強化・普及月間。経営指針の実践が前年と比べてどのように変化したかを見る機会だ。多くの会員が登録されることを期待したい

▼各同友会の景況調査をみても人材不足があらゆる業種に広がっている。新卒採用では、共同求人活動に参加する企業数は増えたものの、学生数は減少している。若年労働力が毎年減っている一方で、団塊の世代が2017年になると70歳を迎え労働市場から去っていく。中小企業では労務対策を考えなければ労務廃業か労務倒産の危機だ。就業規則は時代の変化に対応しているか、問われている。

「中小企業家しんぶん」 12月 15日号より


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