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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 1月 5日号

▼新しい年が始まります。年が替わったから、干支が替わったからといって社会に変化が起こるわけではありませんが、人は何かを契機に心のありようや思考が変わり、社会へのかかわり方に変化が起こります

▼同友会で多くの皆さんがその経験をする代表格の1つが、経営指針や「労使見解」との出合いでしょう。数カ月かけて初めて経営指針書を仕上げ、「これで私も経営者の仲間入りができました」という清々しさ。「社員との関係のあり方を、人として気づきました」という目を開かれた思い。ここから企業発展へのめざましい変化の事例は、全国行事で多く触れることができます

▼アメリカ大統領がパリ協定からの脱退を宣言しました。しかしアメリカでは、人口の半数をこえる州・都市や企業などが、パリ協定の遵守をめざす連合「We Are Still In」(私たちはまだパリ協定にとどまる)という運動に参加しています。環境問題の重要性に気づき、市井の意思の変化が行動を生みました。今や国際社会のプレイヤーは政府だけではありません。社会の主体者である私たちは、同友会運動でのさまざまな気づきを土台に、企業市民としても課題解決にかかわりたいものです。

「中小企業家しんぶん」 1月 5日号より


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